岡崎観光夏まつり 第58回 花火大会
2006.8.5
|

|
観覧/撮影場所: 乙川右岸自由観覧場所(殿橋〜明代橋間)
西尾市生まれの自分にとって昔は花火と言えばまず米津そして岡崎でした。岡崎の花火は幼少の頃ン十年前に確か岡崎公園あたりで間近に見た記憶があって、初めは音が怖くて大泣きしていたそうですが、翌年には連れて行くようせがんだそうです。ただ我が家では岡崎の花火は原則として矢作川の打ち上げを自宅近くから遠花火で、というのが常でした。それから時は流れ…。
花火を真剣に見るようになってから初めて、3年前に乙川の本会場に行ったときは、花火の内容以前に人の多さとマナーの悪さに辟易とし、ここ2年は同日の袋井にプチ遠征していました。今年はあらためて本会場にチャレンジです。座って自由観覧できる河川敷は何日も前から場所取りが開始され、平日の日中から見張りの人が待機しているのは尋常ではありません。完全な桟敷優先主義で観覧環境の厳しさは良く知られているとおりです。
今回私は桟敷から殿橋を挟んで上流側の堤防斜面で見ることにしました。傾斜が急で長時間の観覧・撮影には適さない場所ですが、殿橋越しに乙川と矢作川の打ち上げが両方とも真正面に見据えることができそうな場所です。最大4号の乙川の打ち上げ場までは600-700m、8号10号の上がる矢作川までは2km弱といったところでしょうか。本当はもっと別の場所も探すつもりでしたが、現着が想定外に遅くなってしまい、すでに人混み激しく移動の気力は失せ、プログラムさえも入手せずに臨むことになってしまいました。
いざ始まってみると、乙川で開く花火まではちょっと遠く、それに比べて矢作川の大玉が予想していたよりも大きく高く見え、手前の小玉と奥の大玉が同じ大きさで並んでしまうという遠近感のない、写真の構図として何とも半端になってしまいました。そして矢作川の大玉がまた良いのが上がっているので脇役にするには勿体なく、乙川と両方の開発タイミングに気を使いながらの撮影となりました。
分かっていたことですが、岡崎花火の真髄とされる仕掛や各種伝統花火、水上の出し物は、殿橋の橋脚の陰になって見えません。それらは桟敷客向けであり、その他大多数の観客はその間じっと待つのみです。
アナウンスやメロディースターマインの音楽は、大音量でがなり立てる橋上の立ち止まりを排除しようとする警告音声でかき消され、まったく聞こえません。
乙川河川敷の打ち上げ場は市街地で狭小という決して恵まれていない条件で、地元花火師さん方が頑張って多彩な花火を披露されます。それさえも見る人あってのもの。桟敷席は高額で数に限りがあり誰もが買えるものではありません。この会場はもう「観光」をうたう花火大会の場としては限界点に達しているのではないでしょうか。
ここは伝統花火の菅生祭りと現代の納涼花火大会とを完全に分けて、矢作川の両岸に広い河川敷公園が整備されている美矢井橋あたりで、同時期に開催されている安城七夕まつりと一部共催にして、なんて夢ですね。
2時間半の長丁場、滑り落ちそうな斜面に踏ん張っていたので疲れました。
写真のキャプションには、後に入手したプログラムと突き合わせて演目と担当煙火業者を略称で記載しています。撮影時には進行がまったく不明な状況でしたので間違いがあるかもしれません。なお、「磯谷尚」は磯谷煙火店、「磯谷明」は磯谷煙火工場を、単に「磯谷」は両社合同を意味します。百花園コンクールは出品者名が不確実なので記載を控えます。
カメラ Canon EOS Kiss Digital N
レンズ EF-S 17-55mm F2.8 IS USM
RAW現像ソフト SILKYPIX / トリミング適宜適用
|